宮城県多賀城市が販売した、10割増し商品券について、9/11(日) 6:00配信の河北新報ON LINEのニュースが、ヤフーニュースに転載され、広まりました。
河北新報ON LINEのニュースの見出しは、
市役所大混乱 10割増し商品券に市民殺到 炎天下に行列1キロ 宮城・多賀城
河北新報ON LINE
です。
市役所のホームページなどを見てみたのですが、商品券についてのコンテンツはありませんでした。
河北新報ON LINEの記事からまとめますと、今回の販売の概要は
- 2ヶ月前に、1世帯1セット限定で販売し、残った12,608セットを1人2セットまでとして追加販売
- 販売場所は市役所で、市役所1階に窓口5カ所を設置
- 販売開始は午前9時半を予定したが、午前9時には既に1500人以上が並び、販売開始を30分繰り上げ
- 市役所周辺は一時、2000人を超える市民
- 取材を受けた人は、午前9時に来て、午後0時半に商品券を買えた
とのこと。
河北新報は、取材をして記事の中で市民の声を紹介していますが、ANNnewsCHでは
用意された商品券は完売しましたが、市は対応と準備の甘さを露呈する形となりました。
ANNnewsCH 【大混乱】「10割増し」商品券に市民殺到…市長謝罪 行列1キロ“熱中症”救急搬送も【もっと知りたい!】(2022年9月12日)
と市の対応の不備を指摘しています。
販売は12,608セットで、1人2セットですから、買えるのは6,304人。多賀城市のホームページによると、2022年8月31日現在の人口は62,128人ですから、だいたい10人に1人が買いに来るという予想だったと思われます。
一方で、世帯数は27,962世帯です。1世帯1セット限定で販売し、残りの12,608セットを追加販売ということですから、単純に計算をすると、最初に売れたのは15,354セット。
私見ですが、最初の売れ行きを考えると、買えるのを1世帯ではなくて1人にして、1人2セットまでと変更をしたこと。入れ替わりがあったにせよ、河北新報によると、一時最大2,000人が売り場にいたということ。最大6,000人に販売する予定であったこと。これらを考えると、現場の販売方法のオペレーションの問題で、事前申込や予約、抽選という受付のやり方の問題ではないと考えます。