2023年07月06日に、東京都のスタートアップ・国際金融都市戦略室が報道資料を発表しました。
令和4(2022)年度 都内のキャッシュレス決済比率の調査結果を公表します
調査方法としては、インターネット経由での聞き取りということで、当然ながら「インターネットを利用している人」から、つまりインターネットに触れていない方は含まれておりませんので、そこを加味する必要がありますが、思っていた以上に、キャッシュレス決済の普及が現れていました。
詳しい資料がホームページで発表されています。
令和4(2022)年度 都内のキャッシュレス決済比率の調査結果について
主に、使う側のデータについて抜粋しますと、
都内のキャッシュレス決済比率は、54.1%で全国平均47.0%よりも高い
利用はクレジットカードの割合が多いが、日常的な支払ではQRコード決済等が増えている
年代別利用率では20台が最も多く、徐々に減っている
60代は44%、70代以上は40.7%の利用率
キャッシュレスの利用意向は、60代以降でも7割を超えている
令和4(2022)年度 都内のキャッシュレス決済比率の調査結果について より
です。
例えばプレミアム付商品券を実施する際に考慮されるのが、デジタルデバイドです。スマートフォンが使えず(または持っておらず)、常に現金を利用する方がいらっしゃる場合を想定し、対策をする必要があると考えられる場合があります。具体的には、紙の商品券の発行であり、デジタル商品券と紙の商品券の併用となります。
従って、プレミアム付商品券をデジタル化する場合には、「キャッシュレス決済が出来るお店を増やす」と共に、「キャッシュレス決済を利用する(出来る)区民を増やす」ことを行う必要があるのです。
ですが、今回の東京都のアンケート調査では、お店・ユーザーとも、キャッシュレス決済について7割以上は前向きに捉えており、かつ利用意向があるということがわかりました。この結果は、今後の事業の方針に影響を与えそうです。